ペルー出張

8月末から3週間ほどペルーに出張していました。
到着と出発の数日はリマにいたんだけど、それ以外はずっと標高3000m以上の場所にいました。普段宿泊していたホテルがちょうど3000mあたりでここにいているときはほとんど平気だったんだけど、仕事していたところは、4000m超の場所だったんだけど、ここがほんとに大変。筋力を使う作業や、ちょっとした小走りするともうゼーゼーハーハーでございました。

毎日毎日、ホテルから仕事場まで1時間くらい、未舗装のボッコボコの道を通勤。観光バスみたいなのをチャータしてたんだけど、まあ揺れる揺れる。今回は常に6名のグループで動いてたので大きなクルマが必要なんでそんなバスなのだが、4名以下のグループはピックアップトラックが主流。トヨタのハイラックスのピックアップが多かったかな。ああいう悪路を走るのは、そういうそれなりの仕様の車でないと、乗り心地悪い上にスピードも出ず辛いっすね。今度来ることがあったら、ピックアップ2台にした方が良いかな?・・・まあ、一生来ることない可能性の方が全然大きいっすな。

ところで今回の出張の到着時日程は、水曜日日本出発、木曜深夜リマ着。金曜日ちょっち仕事。土日お休み。月曜日リマ出発高地着。という日程。えらいゆっくりした日程に見える。それでとある会社の課長さんは土日移動日に当てろとペルー側に連絡をいれたが。しかし日程を組んだペルー側の担当に一蹴された。要は仕事場が高地なので移動前に時差ボケを軽減し体調を戻しておく必要があるとのこと。お陰で到着直後の土日はリマでゆっくりできました。

とりあえず大まかにはこんな出張でした。漠然としててわかりづれー。

マレーシアのSIMカード 〜U mobile〜


前回のシンガポール編に続き今度はマレーシア編。
マレーシアは初めて来ました。とりあえずシンガポールは3回目だから、シンガポールだけ滞在っていうのもつまんないなー、と思って最近はシンガポールークアラルンプール間の飛行機チケットがLCCキャリアの参入によって安くなっているので、クアラルンプールに寄っていくことにしました。

マレーシア訪問は初めてだったので、事前にネットで情報収集していたのですが、どうもSIMを買ったはいいがアクティベーション出来ないとか、あまり上手くいっていない情報くらいしか見つけられませんでした。そもそもどこに売っているかもあまりはっきりわからなかった。
なので、今回は現地携帯でのネット接続は難しいかなと思っていました。
しかし、結果としてはかなり簡単に上手くいってしまった(日本語変。)のでその情報をば。

で、AirAsiaに乗ってシンガポール空港からクアラルンプール空港のLCCターミナル(メジャー航空会社、シンガポール航空、マレーシア航空とは、ターミナルが分離されてます。)に到着しました。

LCCターミナル自体も面白かったんですが、それはまた後日書くこととしてまずはSIMの情報をば。

空港のイミグレーションを超えて、バゲージクレーム(荷物受け取り場)までの間にSONYのショップになにやら小さなカウンターが。

このカウンターがU mobileというキャリアのプリペイドSIMカードを売っていたのです。カウンターの上にSIMカードを並べ倒してました。

で、30リンギット(日本円で800円弱)でSIMカード購入しました。このSIMは会話もできる一般のSIMカードで25リンギット分のチャージがあり、データ通信もできて100MB/5リンギットで、25リンギットで500MBデータ通信可能。500MBを800円で使用できれば安いもんですね。
ちなみに「APNの設定は?」とカウンターのマレー人の兄ちゃんに聞いたら、買ったSIMの切れ端(なんて呼べばいいの?)に書いてくれました。↓

で、APNですが、前回書いたシンガポールのStarHub同様APNの名前を指定するだけでよかったです。設定は以下。
APN:myumobile
(ユーザー名とパスワードは入力不要。)
残りチャージ確認:*118*8#をダイヤル。

データ回線は3Gでした。空港からクアラルンプール中心へ向かう途中ではたまにEDGE回線に切り替わったりしましたが、クアラルンプール内ではほぼ3Gで接続できました。それから、このumobileですがマレーシアのキャリアでマレーシア国内で使うのにもかかわらず「データローミング」をONにして使用した方がいいようです。どうやら自社回線がカバーしていないエリアでは他社にローミングをするようです。クアラルンプール中心でも結構切り替わります。ローミングしても別途料金はかかっていないようでした。(これも確認してないです。)

ちなみに、LCCターミナル内には、このSONYショップ内の仮設スタンドを過ぎたあとバゲージクレーム横には、2つのキャリアのスタンドがありました。
一つは「Tune Talk」。

もう一つは「DIGI」。

ちなみにこのTune TalkとDIGIも同じ料金プラン30リンギットでデータ100MB/5リンギットのSIMを売っていて、おいらの滞在した2012年7月時点では、プリペイドSIMに関してはキャリア3社とも料金は横並びな感じです。
確認したわけでは無いですが、クアラルンプールに2日滞在して街をうろついた結果、おそらくはこの黄色い「DIGI」が一番大きなキャリアなような感じがします。それからDIGIはデータ通信専用のSIMがあり25リンギットで500MB通信出来るというもの。

シンガポールのSIMカード 〜Starhub〜


7月に5連休がとれたので、シンガポール経由でマレーシアに行って来ました。毎度の如く、現地に着くと現地での通信手段として現地キャリアのSIMカードを探します。
今回はまずシンガポール編。

今回のシンガポール滞在では、チケット代をケチったので、到着予定時刻が23:45のものでした。シンガポール来るのは今回で3回目だけど深夜着は初めてだったので2つ不安が・・・
1.空港からタクシーは簡単に乗れるのか?
2.こんな時間に去年SIMカードを購入できていた、空港出口横の両替所は営業しているのか?

1.に関してですが、いつも空港から街中心にモノレールが直結してるので安いしそんなに遠くないのでいつもはそれに乗って行っていました。しかし7、深夜着のためすでにモノレールの最終は終わっている。ということでタクシーを利用していくことになるのですが、飛行機が運行してるんだから、何とかなんじゃん。と高をくくっていました。しかし、飛行機に乗ってからしばらくして若干不安になっていました。だったら最初から調べて行けよ!ってな感じですよね。

そして2.。今回の日程ですが土曜の深夜シンガポール着。月曜の昼シンガポール発→クアラルンプール着。水の夕方クアラルンプール発→シンガポール着。水の深夜シンガポール発→木の早朝(6:00!)羽田着。ということで、もし到着した空港でSIMカード入手出来ないと、日曜はひょっとしたら店が休みでSIM購入できず。使えても月曜の午前中だけということになりかねんと思ってました。(実際はそんなことなく、SIMもコンビニで買えるだろうし全然問題ないんだが・・)

いきなり結論ですが1.2.ともに問題なしでございました。

まず1.のタクシーですが、バンバン走っていました。空港出口を出てTAXIの表示にしたがって歩いていけば余裕で乗れます。

次に本題の2のSIM。こちらも購入できました。
詳細説明いたしましょう。

飛行機到着出口を出てすぐ左に「UOB(大華銀行)」の外貨両替所があります。

この両替所が土曜深夜にも関わらず普通に営業していました。さすがシンガポールチャンギ空港の両替所です。この両替所がStarHubってキャリアのSIMカードを売っているんですね。カウンターには下の写真のように購入できるSIMカードの紹介が貼ってあります。

プリペイドSIMカードが欲しいというと(もちろん英語でね。)、「何日間滞在するの?」と聞いてくるので滞在日数を答えるとそれに対応したSIMカードを紹介してくれます。で、おいらが購入したのは「データ通信のみ5日間使い放題 18$」というSIMカード。5日間ネット使い放題18$(日本円で1100円強)なんて安いよなあ。ちなみに通信速度は3Gで7.2Mbps。
確か去年も同じもの買った記憶がある。でも今年はカウンターの紹介リストから落ちてるんだよなあ。去年はiPadユーザー向け!って感じのパンフレットとか置いてた記憶があるんだけど。おいらは、only data, only internetと言ったので出してくれたけど、言わなければ普通の通話出来るSIMを紹介されるんじゃないかな。実際、データ通信のみのSIMだしてからも、電話要らないの?SMSも出来るよ!って若干しつこく聞かれたし。まあ当然電話できる普通の方が値段は若干高かった。確か一番安くて33$。それでも大して高くないけどね。

で「データ通信のみ5日間使い放題 18$」という下の写真のSIMを購入。

ちなみにAPNのセッティングですが、APNをSIMカードの裏面(次の写真)にあるとおり、shppdとしてやれば終了です。それ以外ユーザー名もパスワードも何も設定してやる必要はありません。こんなSIM初めてだったけど、最近はこういうのが主流なのかな?次に書くけどマレーシアのSIMもAPNの変更だけで繋がったしね。

以上、2012年7月におけるシンガポールプリペイドSIMカード情報でした。

今日病院に行った理由 〜高山病で死なないために〜

今日は朝から病院へ。
別に病気なのではなく、ある薬を処方してもらうためだ。
↓この病院。

ちなみに来週から、南米のとある標高4000mを超える場所へ3週間ほど出張へ行ってきやす。
うちの会社では、海外出張の前には会社的な都合で、社内の産業医の先生に問診を受けねばなりません。
ほいで、会社の産業医の先生と面談をして無事出張許可がおりたのですが、高地に出張に行くということで、とあるサイトを印刷したものをくれました。
↓このサイトです。
http://www.jstm.gr.jp/mountain_sickness.html
日本旅行医学会という学会のサイトなのだが、タイトルが「高山病で死なないために」。
おいおいおい、「死なないために」って。ビビるやん。
まあ、ビビるくらいに慎重にしないとダメってことなんだろうけど。
それにしたって、苦しい思いはしたくないし。薬で予防できるんなら、予防したい。で、そのサイトを見ると高山病の予防薬はどうやら一般の薬屋さんには置いてなく、医師に処方箋を出してもらわないといけないようだ。
国によっては、処方箋が無くても薬局で買えるみたい。というか多くの国がそうみたい。ちなみに目的地の国でも買えるみたい。また、去年同様の目的で中国の青海省に出張した同僚がいるのだが、その時は出張の同行者である中国の駐在者が現地で購入した予防薬を持って来たのでそれを服用したらしい。上司が、その駐在者が日本に帰ってきて同じ敷地内で働いてるので、彼にもらってきたら?という。
「い・や・だ。」
中国にしろ、南米の現地にしろ日本で予防薬が手に入るのであれば絶対日本のものがいい!日本にないものならまだしも、処方箋あれば入手できるってんなら絶対こっち。周囲の方はご存知のとおり、おいらは中国のものを大概は気にせず、口に出来たり体験できたりします。しかし薬に関しては、あえて日本に同様のものがあるなら、敢えて中国の薬を選ぼうとは思えません。
それは中国だから嫌というのではなく、日本のものがいい!ということです。本筋とは関係ないっすが、自分の国の薬がいい!って言い切れる国に生まれておいらは幸せだと思います。

ということで、まずは家の近所の内科医に行ってみた。
そこの内科医に「高山病を予防する薬を、処方していただくことはできませんか?」と聞いたら、医者の目が点になった。
その先生はそこそこの年齢の先生なんだがそんなもの処方したことないし、何を処方したらいいか正直その場ではわからないと言う。そんなことを言われたおいらも目が点、頭真っ白である・・・

どうしようかと思って、もう一度「高山病で死なないために」を見る。はっきりいって薬がない状況の自分を追い込んでいるよね。この辺がやはり「S」やな、俺。
して、サイトを見たのは無駄ではなくて、サイトの一番下に
「→高山病の予防薬としてアセタゾラミド(ダイアモックス)の処方が可能な病院リスト」
ちうのがあるではないか!
そいでそのリストの自分の住んでいるとこの近くの先生の病院に薬を処方してもらいに行ってきたのである。

で、先生にいつどのへんにどのくらいの高さのとこに行くかを説明してから
「僕、そんな高地に行ったことないんですよね。」
「えっ!行ったことないの!?」
先生、かなり驚いたご様子。俺、そんなことに驚かれたことにもっと驚く。そしてビビリ倍増。南米標高4000mは未経験者が行くのは無謀なのか?ちなみにおいらが行った一番の高地はおそらく、中国安徽省黄山。そこの標高が約1800m。どうやら先生は趣味かなんかの登山に行くのに薬をもらいに来たと思い込んでいたらしい。まあ、確かにそんな学会のサイトで見つけて薬を処方してくれって言ってくる奴は、かなりの登山好きくらいしかおらんのだろう。事前に「ペルーの高地に行くので事前に相談したい。」という伝え方をしてるのでそんな誤解をされたのかもしれない。

で、色々話したあげく
「話してみて、あなたはかからない気がする。大丈夫でしょう。」
おいおいおい。何なんだ先生。そんな簡単にわかるのか?絶対わからんだろう?
「大丈夫だろうけど、本当に薬いる?」
と聞いてきたので「要ります。出すようにお願いします。」と答えた。
「上がってしまって体が慣れてしまえば大丈夫だから、薬飲んで登って問題なかったらそこで服用はやめてください。」とその後「じゃあ、一週間分出しとくね。」と。
とりあえず出してもらえそうでほっとしていると、
「ほんとに一週間分でいい?」と聞いてくる
とりあえず先生単なる確認のつもりで聞いてるんだと思うんだけど、確認されるともっともらって置いたほうがいいような気がする。
「じゃあ2週間分。」と答える。それで先生「じゃあ、2週間分ね。。。ほんとに2週間分でいい?」
だ〜っ!先生。どないやねん。いくつもらっておけばいいか全然わかんなくなってきたじゃん!ということで・・・
「もう3週間行くので、まるまる3週間分ください!」と結局全日程服用できるだけもらうことに。
その言葉に先生は「えっ!そんなに要るの!?」って。
「先生が聞くからじゃないですか〜!!」とおいら・・・

ということで無事お薬をゲットできたおいらでした。
特殊な経験が出来たってことで、出張前からそれなりに楽しめた気がします。
↓薬と一緒にもらった「21日分」のおくすりの詳細。この薬、元々高山病予防のための薬というわけでは無いみたいね。

馬乳酒はカルピスの起源?


前の日記に「馬乳酒」はカルピスの起源か?という風なことを書きました。それで調べてみたら、どうやらあながち全くの嘘というわけではなさそうだ。カルピスのホームページの中に「カルピス:発酵乳と乳酸菌(地域(欧州・アジア)での違いは?)」というのがあって、そこのコラムにそれらしきことが書いてある。
↓そのページのURL。
http://www.calpis.co.jp/hakkounyu/hakkou/index03.html
内容を貼りつけてしまいますが、
ーーー以下、転載ーーー
「酸乳」とは、乳を乳酸菌で発酵させてできた発酵乳のことです。
カルピス社の創業者である三島海雲は、青年時代に内モンゴルの地で、現地の人に勧められるまま飲んだ酸乳(発酵乳)によりカラダが健康になったという体験をしました。

三島海雲が当時飲んだモンゴルの酸乳は、ゲルの入り口にある羊の皮で覆われた甕(かめ)の中に蓄えられていました。中は乳酸菌の発酵でできたすっぱい乳(酸乳)があり、現地の人はそれを毎日飲用し、飲んだ量と同じ量の搾った乳をあとから加えては、静かにかき混ぜていたといいます。

一昼夜たつと乳酸菌が自然に発酵し、その発酵乳が人の体に有益な働きをすることを、モンゴルの人たちは身に付けていたのでしょう。
このモンゴルの酸乳の作り方をヒントに、日本において、試行錯誤の結果、新鮮な牛乳から脂肪分を取りのぞき、乳酸菌や酵母の集まりである「カルピス菌」を加えて発酵させてできあがったのが「カルピス酸乳」です。
「カルピス酸乳」の体への効果の研究を進め、マウスの寿命延長効果、免疫力向上作用、疲労回復・ストレス低減作用、記憶・学習能力向上作用、血圧降下作用などの様々な機能が解明されています。
ーーー転載、終わりーーー
お酒だったかどうかは、明記されていないので真偽のほどは不明だが、カルピスがモンゴル起源なのは本当である。おいら的にはこれってお酒だったんじゃないかなと思うんだよね。モンゴル人が勧めてきたあたり、酒である可能性大であると思う。