居留証獲得への道のり

去年9月から中国の杭州市に住んでます。
住んでるので当然居留証(居留ビザ)を持ってます。
ただ居留証獲得に至るにまでの道のりがなかなかに険しく、いい経験させていただきました。

居留証とったときのことを書いておいたので、ちょっと出してみようかと。

長いですが、まあ大変だったんだなあ・・・と思ってみてください。
当時、本人開き直ってたので、結構楽しんでやってました。

ちなみに普通の留学生はこんな大変なこと全然ないです。
僕は若干特殊な身分?で来てるので大変だったのです。


以下 当時の記録 2008/9/29---------------------------------------
ビザをとるのに一ヶ月かかった。
結構達成感あったので、せっかくなので時系列にならべてみた。

まあ、今後同じような形で留学する人が出た場合に参考にしてもらえたりすっかな?
(そんなやつ、おらんような気がするが・・・)



9/1(月)
大学院に必要書類を提出し、書類に捺印してもらう。


9/2(火)
大学の外事処にも上記書類提出し、捺印を受ける。


9/3(水)
捺印された書類を、浙江省の外国専家局に提出。
(「外国専家来華工作許可証」の申請)


9/4(木)
浙江省の外事事務室へ書類提出。
(「被授権単位査証通知票」申請)
「会社が大学への留学を認める旨の書簡」が必要と判明
日本の会社へ書簡発行を依頼。
(原稿自分で書いて、ハンコとサインをもらって返信してもらう。)

「被授権単位査証通知票」の発行が約20日後となることが判明。
教授に前倒しするよう外事事務室へプッシュの電話をさせる。


9/5(金)
「会社が大学への留学を認める旨の書簡」を日本の会社より受領


9/8(月)
「会社が大学への留学を認める旨の書簡」を浙江省の外事事務室へ提出


9/9(火)
「外国専家来華工作許可証」が浙江省の外国専家局より発行される。
浙江省の外事事務室より9/11に「被授権単位査証通知票」が発行可との連絡がくる。
(この時点では、全然信用していなかった。)


9/11(木)
「被授権単位査証通知票」が、本当に浙江省の外事事務室より発行される。
教授もびっくり!一般的に20日間は少なくともかかるところ、一週間で発行させてしまう。
教授パワー&中国コネ社会恐るべし!


9/14(日)
日本にてビザ申請のため帰国


9/16(火)
JTBへ必要書類を渡す。
「パスポート」
「外国人体格検査記録」(国立病院(日本)での詳細な健康診断。エイズ検査も含まれる。)
「外国専家来華工作許可証」
「被授権単位査証通知票」


9/17(水)
JTBより中国大使館へビザ申請
(緊急申請をしたのでで次の日に発行予定。普通申請では4日後に発行。)


9/18(木)
中国大使館によりビザ発行
(この時点ではまだZビザ/シングルビザ。滞在可能日数は「000」表記。
現地の公安局にて長期ビザへの切替手続き後、マルチプルビザに切り替わる。)


9/19(金)
ビザ添付パスポート受領(なぜか、於:大阪工場)
このとき、以下も同時に受領する。
「外国専家来華工作許可証」オリジナル
「被授権単位査証通知票」コピー
「外国人体格検査記録」オリジナル


9/21(月)
杭州へ再入国


9/22(火)
大学の外事処より在学証明の書類の写しをもらう。
大学の総務?より、大学の宿舎(寮)の宿泊許可発行。

教授同伴にて中国農業銀行のVIPラウンジで
中国農業銀行の口座開設をする。
(教授は、この銀行のプラチナカードを持っていた。)
そして、指輪の購入費用を振り込んでもらう。
実は日本帰国直前に、うん十万の指輪の購入を仰せつかっていたのだ。
(過去に日本に住んでいて、お気に入りの日本のとあるジュエリーの指輪が欲しいということで・・・
金渡すといわれたが怖いのでクレジットカードで立て替えた。
教授は、うん十万を安いと言い放ちました。
中国人教授の給料って一体いくら?)
     

大学で宿舎(寮)の宿泊手続き。(玉泉)
これにより、住居が確定しその他の手続きが可能となった。
住むところが決まっていないと、以下の「外国専家証」と「居留証」の申請ができないのだ。


9/23(水)
浙江省の外国専家局に「外国専家証」の申請。
このとき、医療保険の写しが追加で必要となる。
提出後、医療保険に入院時の補償されるかどうか確認される。
三井住友海上に連絡し、保険内容詳細の入院時も補償する旨の内容記載の部分を確認。
教授が内容記載の部分のコピー(日本語!)を持参し、外国専家局にて説明し事なきを得る。

浙江省の外国専家局により「外国専家証」の発行。

9/24(木)
教授が受領してきた「外国専家証」を受け取る。
このあと、公安局での居留申請のために「臨時戸口(戸籍)」の発行をするための手続き。

1.大学の外事処より、宿舎へ住んでいる証明をもらう。そして派出所に行くよう言われる。(紫金港)

2.大学のそばの派出所へ申請に行くが、大学の中に住んでいるので大学内で発行できると言われる。

3.大学の保衛処?(はっきりわからない)に行くが、外事処に行くよ
う言われる。

4.外事処にて大学の保衛処で発行できると聞く。

5.大学の保衛処にて、大学の国家安全事務室にて「臨時戸口(戸籍)」の発行ができることが判明。
(用は、2〜4は不要だったということ。ちなみにこのとき片道30分のバスで2回移動。)



9/25(金)
大学の国家安全事務室にて「臨時戸口(戸籍)」の発行
(ちなみに、ここの事務室の責任者は教授の友達の嫁さんだった。
手続き早い!)

公安局にて、居留証の申請。
これにて、一連の手続き完了!!
ただし、来年2月に延長手続きが必要。

10/8に居留証を受け取れるとのこと。その間パスポートを預けることとなる。
普通なら4日後くらいに受け取れるのだが、9/27(月)〜10/3(金)は中国の国慶節にあたり、公安局は1週間休み。
よって長期間かかることとなる。
事前にわかっていれば、休日をさける方がよいと思う。
外国でパスポート無しに、半月ほど住むというのは結構不安である。
(まあ、今回は「外国専家証」があるのでこれで身分証明できるのでまだ安心。ただし、休み中飛行機に乗れない・・・)
     


以上!!!!