中国のサービス

杭州の空港で飛行機の中で2時間足止めされたのだが、そのときの乗務員さんの対応と態度がものすごくよかった。

中国系の航空会社だけでなく、中国のサービス産業に関して批判が多いが、冷静かつ公平な目でみる(←これが意外と難しい)と状況はかなり改善されていると思う。

先日ヨーロッパへ行く飛行機が遅れたとき、それから帰りのヨーロッパから中国への飛行機のCA(スチュワーデス)さんの対応がすごくよかったこと。 日本から中国への引越しの件でも、杭州の日通さんの中国人の担当さんが非常によくやってくれたことなど。本当になかよくなっちゃって周杰伦のコンサート一緒に行ってしまった・・・

ともあれ、中国でのサービス業に携わる方々の対応に好感を持つことが多いことに気づいた。

こういう状況の中思うのが、外国人のお客さんの態度の悪さ。中国のサービスに悪い先入観があるので、それなりの対応をする。客の態度が悪けりゃあ、そら服務員の態度も悪くなってしまう。人間の感情として否めない部分だと思う。自分の態度が悪いことを棚に上げて、服務員のことをせめる外国人の多いこと。特に日本人多い。昨今は、こっちの方が問題大きいと思う。

これは、あちきの会社においても同じ。ヨーロッパで仕事してたときに感じていたことと一致する。

現地法人の仕事というのは日本の会社より実力は1段も2段も落ちる。まあ、日本が大元の場合あるべき姿なんですが。で、日本側の現地法人への対応は、明らかに国内工場への対応よりもよくないです。明らかに感情的に現地法人の仕事を後回しにしていた人のそらもう多いこと。(ここには英語の能力不足、あと現地の人を知らない、会ったことないという別の問題も絡みますが・・・) その日本側の対応に不満を覚える現地法人の対応も同じく悪くなっていく・・・
というように、現法と日本のお互いの対応が悪循環を引き起こしてた。

実際ヨーロッパにいたときに、工場各部署のお偉いさまを怒鳴りつけたり、日本語でおいら宛てのメールを英語に書き直して現地の担当者に出しなおさせたり、日本の朝の始業時間にヨーロッパから電話をかけて返答をあおったり。日本の朝はヨーロッパの深夜なので、相手がそれでビビるので効果絶大。

難しいことだが、ヨーロッパで仕事をしていた時に相手を信頼して対応し続けることによって、未熟な相手を引っ張っていくしかないと思った次第。

中国人達は、一度信頼した相手に対してはとんでもなく対応がよくなる。これが時に行き過ぎてしまい、他の仕事などを後回しにしてしまうことが多々ある。これが仕事のムラを生んでいることも否めないが。個人的にはそんなとろに人間くささを感じるので可愛く感じてしまう。

いいかげん、「中国だから・・・」って枕詞で、何でも悪いって話をするのをやめたらどうか。
日本だって、牛乳やお米という主食とする食料品で変なもの出回ってるじゃないか。別に国がどうこうという問題でないだろう。

年齢が高いほど、そういうこと言う人が多いを思うけど昔も日本だって同じ扱いを受けてた時期があるはず。昔受けてたことを同じ対応をするのは、情けなくないか?いじめられたから、さらに弱いものをみつけて、同じようなやり方でいじめてるようにしか思えない。

ちなみに中国の航空会社はほんまにおすすめ。なんせ最近急成長したものだから、若い職員が多い。
すなわち”若くてきれいなCAさん”すごく多いってこと。みんなやる気あるし、対応いいっすよ、特に国際線。

やべえ、きれいなお姉さんにだまされてるか?おいら。

↓北京首都空港の中国国際航空のラウンジにて。