中国の結婚式

去年の年末結婚式に出席したときの話です。

前日入りしてホテルに泊まっていたのですが、11時ごろ呼ばれてホテルの玄関に赴きました。玄関先では爆竹がやたら鳴らされています。もう周辺は爆竹のカスで真っ赤っ赤。

日本で見る爆竹とは、寸法も音も段違いに大きいです。打ち上げ式のものもあって、手で持って点火すると10メーター位打ち上がって破裂する。あと地上に転がして連発で鳴るものもある。にしてもすごい量やった。ホテルの前の歩道で鳴らしまくってたんだけど、歩道が爆竹のカスで真っ赤っ赤になっていた。

して新郎新婦登場。
迎え入れているとき既にウエディングドレスを来ていました。

二人とあと伴朗と伴娘というそれぞれ新郎新婦に一人ずつ付き添いがいる。伴朗伴娘は必ず独身でないといけないらしいです。

ホテルの入口で新郎新婦、伴朗伴娘が4人で来客を迎え入れる。
お祝儀はそこで新郎新婦が直接受け取る。受け取った祝儀は伴娘が鞄を持っていてそこにしまう。

ちなみに祝儀は紅包という赤い封筒に入れて渡します。封筒の背面に祝いの一言と名前を封筒に書きます。たとえば「子供が早く生まれますように」とかね。そして式場に移動して式本番。新婦は違うドレスに着替えて来ました。今度は真紅のドレス。中国では赤(紅色)がおめでたい色なので結婚式のドレスは赤が主流だそうです。

新郎新婦も招待客も円卓に座って食事します。日本の式みたいにスピーチとか出し物とか特になかったです。新郎新婦、伴朗伴娘が4人で各円卓を回ってそれぞれ乾杯します。

普通は円卓毎なのですが、僕のいた円卓では一人ずつ乾杯させられてました。そうしてすべての円卓を回ったら新郎新婦は自分の円卓に戻って食事。あとはもう適当で各自思い思いに食べて飲んで帰りたいときにかえって行きます。ただそのバラバラ状態になりだしてから伴朗伴娘が大変。

彼ら二人は残って座っている客の所に行っては酒を勧め一緒に乾杯したおすのです。
酒は「白酒(バイチュウ)」といってアルコール度数40〜50%。それから、皆様ご存知の通り中国の乾杯は本当に杯を乾かすのでもうすごいことになってます。



白酒のお店へのリンク↓




伴娘は式が終わったら歩けなくなってました。次の日聞いたら式場をでた後の記憶はなかったそうです。
ちなみにわたしおんぶして彼女をホテルの部屋まで連れて行きました。途中で落っことしたりして大変な騒ぎだったのですが、全く憶えて無かったみたいです。
まあそんなあたくしも、2時間後、便器とお友達に。白酒を乾杯しまくったのが後からきいてきた。アルコール度数40度超えてるし油断しました。午後5時を持ってその日の私の活動は終了することに。

で酔っ払いの話は置いといて、式場を新郎新婦が後に実家へ向かうのですが、その移動に使う車が中国特有です。飾り付けをした高級車で移動です。この飾り付け車での移動は中国で本当に沢山みかけます。
中国に来たことある人は一度は見たことがあるんじゃないかな。実は今回この車に乗ることができました。ちょっと感動でした。


そんなところで、結婚式の報告でした。