Tate Modern Museum テイト・モダン・ミュージアム

Tate Modern Museumは2000年にオープンしたロンドンにある美術館で最も新しい美術館の一つ。この美術館はずっと気になってはいた。特別、現代アートに興味があるというわけではないんだが、面白いのはその建物。見てすぐわかるのだが、たっかい煙突。99mあるそうです。

実はこの建物元は使用されなくなった発電所を改装して作られた美術館なんである。たまにこの高い煙突のため、ごみ処理場とか間違って覚えてる人が多いが違います。発電所です。まあ、発電所を美術館に改装という発想は面白い。だが正直言って、僕にとってもっと印象的なのはこんなロンドンという都市のど真ん中に発電所を作らせた人の発想の突飛さ。バカじゃないのか?人の密集地帯にそんなデカい煙突を要するもの作ってどうすんだ。そらすぐに操業停止になるわな。戦後の20世紀後半にこんな都市計画立てるか普通。実際1947年から1963年まで16年もかけて建設されたのに、その後約20年しか使われてない。そら簡単に潰す気持ちになれへんわな。それで有効利用の方法を探して行き着いたのが美術館なのではないか?など邪推している。経緯は調べりゃわかるんだろうけど不精なもので未調査です。間違ったこと言ってたらごめんなさいです。

実際展示物などの詳細は公式サイト(http://www.tate.org.uk/)でも御覧ください。ところで実は、展示物とは別にTate Modern Museumでかなりおもろいもの見つけました。何かというと美術館の貸し出しされるガイドです。多くの美術館ではオーディオガイドですよね。カウンターでパスポートかデポジット預けて借りて、展示物の前で聞きながら見るってやつ。それがこのTate ModernはそのガイドがPDA(ちっさいパソコンみたいなもの)なのです。
オーディオビジュアルなガイドなんです。内容もかなりこってて、通常のオーディオガイドはもちろんあるし
↓作者のインタビュームービー、

↓作品の説明図付きの解説とか。○をタッチするとその部分に対する解説の図とナレーションが始まる。

↓モネの「睡蓮」の解説。モネの「睡蓮」ってTate Modernにあったんだね。入場料タダの美術館に(笑)。

↓関係ないけどピントがずれちゃった。どっちのピントがずれたのかは内緒(笑)。

かなり面白いです。わざわざこの解説を全部見てからでないと作品の前を離れる気にはなれず、かなりたっぷり時間をかけてみることになりました。
このガイドがあったら美術館のガイドの本なんかいらん。
このガイド単体で売り出したら結構売れるんじゃないか?PDAのガイドをパソコンで見れるようにするのは簡単だろうし、パソコンで見れるようにしてDVD-ROMに焼いてやれば。このPDAのガイド他の美術館にも広まると面白いと思う。Tate Modernに行く人は是非是非ガイドを借りてこのガイドのよさを味わってみてください。

ちなみにガイドに使われていたPDADellWindows MobileAXIMというVGAタイプのものです。

コンパクトフラッシュとSDカードのスロットがあるタイプでガイドのデータは2GBコンパクトフラッシュに入ってました。モバイル好きというかガジェット好きの人はかなり楽しめると思います。ちなみに写真ではわかりにくいですがデカバ付いてました。

最後に、下の写真の建物の屋上の部分にFREE ENTRYって書いてますが、Tate Modernは、ほんま入場料タダです。

で、入口にDonation寄付のボックスが設置してある。デザインこってるよね。思わずお金を入れたくなる。


↑結構お金入ってるよね。寄付でどこまで賄えてるのかわからないけど。ロンドンのmuseumのほとんどがこういうシステムをとってる。あの大英博物館まで!ちゃんと経営まわせてるとしたらすばらしいことだと思う。経営難に陥って「タダのせいだ!」なんて言われないよう頑張ってほしいです。