理系離れ。科学技術への不信感。

留学してから、仕事をしているときよりも精神的にゆとりができたので色々考える時間が増えた。その中でよく頭に浮かんでくるものの一つを書いてみる。
以下のようなサイトがあった。
科学技術は役立たず、環境を壊すという教育 - 岡田克敏 http://agora-web.jp/archives/680438.html#more
このサイトに書いている「科学技術は役に立っていない」という学生の認識。
危険すぎるよな、ほんと。学生の彼らが日常いじっている携帯、乗っている車、電車、飛行機などの交通手段。一体何によって実現できてるっていうんだよ。

科学技術の発展がなければ、今存在するような安定した生活などできない。毎日ご飯食べられて、平均寿命が60や70を上回る世界があるのは科学技術のおかげであることを忘れている。

日本という国にいると、日々科学技術の恩恵を享受していることを感じにくいのかもしれない。あまりに当然に平和で、あまりに当然に豊かで。またその恩恵を語らず、現状を批判するのみのメディアの情報を受けてることも大きいと思う。日本ほど科学技術の恩恵を受けている国も少ないだろうに。

今ある恵まれた現状をいかにして作られているかを認識せず、目に付く悪いものを否定する。そんな報道ばかり。
日本という国は、その科学技術でもって世界に貢献し経済的に利益をあげているからこそ世界の中でも恵まれた環境にいられることを。それが無ければ、外国から輸入してものを買えず、食料もなければや石油などのエネルギーもなく電気も発電できない。電気は石油を輸入しなくても原子力自然エネルギーという手段もあるが、それこそ科学技術によるもの。

科学技術の発展があるからこそ、世界の食料生産効率があがり、食糧事情が安定し、その上で工業が発展し今の繁栄あることを忘れちゃいけないと思う。科学技術の発展がなけりゃ、いまでも、飢饉の危険と隣り合わせの生活だよ。

理系離れってきっと、科学技術の恩恵を忘れたマスコミの報道による影響が大きいんだよ、なおかつ科学技術の教養の低いことによる誤った記事が多いこと。これは理系離れが生み出した悪循環の一つだな。
日本、世界が今ある現状が如何に恵まれたものなのかを知れば、おのずともっと恵まれた現状を知りたくなる。そこから科学技術、理系科目への興味になっていく。もっと現状に前向きな報道増えてもいいと思う。政治家の失言報道なんか本当に無駄だ。