Nokia E61i移植手術

実は、2ヶ月程前に、我が愛するNOKIA E61iを路上で落下してしまいました。これまでも何度か落としたことはあったのだが、屋外は初めて。それから落とした場所悪く地面がカチカチのコンクリート舗装されていたのだ。落下したときの音でこいつはやべえなと思ったのだが、液晶が液晶部分が真っ二つに割れてしまった。とはいえまだ液漏れも少なく実用に耐えないレベルでなかったが、下の写真のようになり見えない文字など多く我慢しきれなくなったので、液晶とっかえを決断したのでした。

↓分解に際してこのサイトを参考にしました。
http://mp61.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/nokia_e61i_efb3.html
使った道具は、以下の2つ。
1.トルクスねじ(T6)のドライバー
2.精密ドライバーのマイナスの大きめのもの

上のサイトでも言っていますが、下の写真のカバーの取り外しが、ちょっとビビルポイントでした。上のサイトではなにかしら特殊な工具を使っているように見えましたが、僕は精密ドライバーのマイナスをカバーと本体の合わせ目に噛みこませこじ開けました。

こじ開けたカバーの内側には、お約束の「はがしたらもう知らんよ(保障適用外)」シール。はがした先トルクス(T6)ねじがありました。

はい、かまわずはがしました。もともと中古だし。

裏の電池ケース部にも「もう知らんシール」があります。

裏側からトルクスねじを4つ緩めてはずすと、前面カバーが外れました。

ちなみに後でも触れますが、前面カバーについているキーボード特になにも固定されておらず、カバーを持ち上げて裏返すとキーボード単体が落ちます。分解される方はキーボードを基盤上におとしたり、おとした拍子にトルクスねじを飛ばしたりしないよう気をつけて作業しましょう。
横に、今回購入した液晶を並べてみました。E61iの液晶はアルミの枠で固定されてます。また、液晶とメイン基盤は左上部のコネクタにて接続されてます。これは手で簡単に抜き挿しできます。

アルミの枠は基盤に、前面カバー同様にトルクスねじ(T6)にて留められています。ねじは3箇所。中央上部1つと左右下部それぞれ一つづつ。

アルミ枠をはずして、液晶を新液晶とともに裏返したの図。

液晶のしたの基盤は何も無くツルツルです。

ここでやっと液晶単体の姿を拝むことができ、購入した新液晶がどうやら本物らしいということでちょっとホッとした。

アルミ枠の裏側、液晶と接する部分には黒い両面テープが張ってある、

バラバラになったE61i。



裏面上部カバー下のカメラ横もバラける。今回バラす必要は無いですが。


裏面上部カバーの写真。ちょっとズ○ックみたい・・・

調子にのって、もっとバラしてみました。

側面にある、音量ボリュームも単体でバレます。


キーボードも単体で外れます。E61iのキーボードは前面カバーと基盤の間で外周部が挟まれているだけ。なので、分解時キーボードを落っことしてちょっとばかりビビッてしまいました。


E61からE61iへの変更の大きなポイントの一つはこのキーボードだろう。キーとキーの間を分けている網目状の枠をE61はカバー側にあったのを、E61iはキーボード側に移して一体化している。(E71,E63以降はその網目状の枠も廃止しちゃったけどね。)これで前面カバーの製造コストは大幅に下がっていると思う。そもそもマグネシウム合金をアルミに下だけでも安くなってると思うけど。E61iってE61にカメラを追加してるけど、実は原価下がってるんじゃないかなあと、おいらは思います。電池BP-4LもE61i以降現れる主力機種にどんどん使われていくしね。

で最後に、電池を入れて、電源を入れると無事液晶表示されました!!

実はこの液晶が壊れた件がきっかけでNokia E90を買ったんだけどE61i直っちゃったね。。。
しかしまあ、VAIOのハードディスク入れ替えの時にも書いたけど、ばらして中身をみて修理してあげるとものすごく愛着がわいて、以前より好きになっちゃうよね。電気機器とか機械類って。