i-mo Huawei E5830用自家製バッテリー made in 深圳

先日深圳に寄っていたときに、華強路という深圳きっての電脳街に行ってきました。
↓華強路デス。平日の昼間なのに多過ぎ。週末はもっとすごい日もあるという・・・

当日は欲しいものがあって、友人に「携帯と携帯の部品が一番あるところ」と頼んで連れて行ってもらいました。友人よ、仕事中に抜けてきてもらってゴメンナサイ。
↓で連れてきてもらったのはココ。「深圳国际电子城」

欲しいものをいうのは、「i-mo Huawai E5830の電池」。ということで、この深圳国际电子城の2〜4階まで電池を扱っているお店というお店を片っ端から、i-moの裏蓋を外して、「この電池無い?」と聞いて回りました。ほんっとに、電池の置いてある店には全部聞いたと思うのですが、売っている店は一見も見つかりませんでした。もう、Huaweiって言った瞬間に「没有。」って返してくるところが殆どだったし。

それで、電池そのものを探すのを諦めました。しかしこのまま帰るのは口惜しい。で、どうしようかと考えていたのですが、電池屋まわりをしていた最中、いくつかの店で「その電池無いけど、作ってあげるよ。」というようなことを言っていたのを思い出しました。それで、そのとき近くにあった店で「さっき作れるって言ってたよね。どのくらいの時間でできるの?」と質問、そうおいらには時間が無いのでした。なんせ1時間後には空港行きのバスに乗って杭州に帰る予定だったので。作るって言われても無視し続けていたのはそのためで、まさか1時間以内に電池なんか作れっこねえよ、と思っていたのです。
して帰って来た答え
「十分钟。」
十分钟?10分だと?はっきりいっておいらは信じていませんでした。またでまかせゆうてんのやろと。で、おいらは言いました。
「10分?よし、じゃあ作ってくれ。10分で作ってちゃんと動いたら買ってやる!」
「好了!」
そしてお店の姉さんは目の前で作り始めました。

作っているのをみておいらは、「なるほどこれなら10分で作れるわ!」と関心しました。
で、ちゃんと10分かからず完成しました。完成品は下の写真のもの。

早速、i-moに取り付けて作動チェックしました。

オッケーでした。ちゃんと動きました。ので、もう一個追加注文しちゃいました。

どうやって作っているかを説明しましょう。
準備するものは、下の3つ。改造前の電池単体で欲しいっていったら全部バラで売ってくれました。

1つ目は右端の電池。純正品と同じもしくは若干小さいものを選ぶ。この電池端子がフレキで伸びている。

2つ目真ん中のものは、裏にシールがついた厚紙。

厚みはだいたい0.7mmくらい

3つ目左のものは、外装用シール。

おそらくこれで分かってしまうと思うのですが、手順は以下。
1.純正品より同じか若干小さい電池を選ぶ。(かなり多くのサイズがそろってました20以上はあった。)
2.純正品と同じ外形寸法になるように、厚紙を切って重ね貼りしていく。

3.最後に端子の位置を純正品のものと合わせて、外装用シールを電池を包むようにして貼って、端子を固定する。

以上で完成

充電器も買ってきました。

作ってから一週間使いつづけていますが、大体3〜4時間くらいもちます。純正品の大体6割くらいの実力でしょうか。大体1000mAhくらいなのかなと。ひどい発熱もないし全く問題ないです。

いやあ作ってよかった。外部電源に接続してで長時間使用することもできますが、そうするとi-moの長所である「軽量・コンパクト」をスポイルしてしまうので何とか電池を手に入れたかったのです。満足感&達成感でいっぱいです!!

おそらくは、中国のそこそこの規模の都市ならばこんな感じで電池を作れるところたくさんあるんじゃないでしょうか。上海不夜城とか北京中関村とか絶対できると思う。秋葉原とかでも無いのかな、汎用の電池単体で売ってるところ。電池さえあれば、何とか作れちゃいそうなんだけどな。まあ、あまり強くお勧めできないですけどね。電池は危ないですから・・・

(追記)
ちなみに、中国の通販サイト「淘宝网」にて純正電池を出してる店を全て確認しましたが在庫はありませんでした。互換品電池があるというところがあり、買ってみたのですが、見た目から想像するに今回のもののように自家製らしく、しかも2時間くらいしか持たないという粗悪品でございました。
↓粗悪品。

端子がちゃんとした部品で見た瞬間、「おおっ!!」て思ったんだけど、写真では分からないと思いますが、端子と逆側の端の2センチくらい紙か何かのスペーサーが入れられていると思われ、電池そのものがすごく小さい様子。残念!!