久々に一気に本を読み終えた「歩きながら考えよう」 安藤忠雄

今日朝起きて、1冊本を読みました。
元々、本は好きなんだけど最近全然読んでない。
しかし、結構本を買っている。いわゆる「積ん読(つんどく)」状態が半端でない状況。
本当に積み上げてみたら、自分の身長くらいになってしまった・・・(積み上げるの結構大変だった。何回も崩れちゃって・・・写真撮るのも忘れてるし。
本屋で読みたい本あったらとりあえず買ってしまうんだよね。立ち読みは集中できなくて楽しく読めないし、「今買わなかったらこの本とは二度と巡り逢えないかもしれない・・・」なんて思ってしまって。まあ、可愛いお姉様に出くわしてついつい声をかけてしまう気持ちと似てますかね?

で、今朝読んだ本は建築家、安藤忠雄の「歩きながら考える」。

1時間くらいで読み終わった。ページ数がそんなに多くない上、字はデカイわ、字数が少ないわ。しかも、読み終わったあとに帯を見てわかったんだけど、NHKの番組でのインタビューをまとめて載せたものだという。それで1100円ってぼったくってやがんなあ。

と、文句ダラダラ書いたけど読んでよかったです。読んで何かやる気がでてきた。彼の建築家に至るまでの道のりがメインであと最近の活動について書かれてます。ライトな自伝ですな。
有名な話だが、工業高校を卒業してプロボクサーになって挫折したあと、小さいとき憧れていた建築家になろうと。あと世界各国を色々放浪したことなどが書いてある。思い立ったら、思いを遂げるまで止まらない彼の生き様が最初から最後まで語られていて、かなり楽しく読めます。おかげで、文章の絶対量が少ないことも手伝って一気にサクッと読み終えてしまいました。

まあ、ありがちですが3つのことを再確認。
「夢は実現するまで、やり続ける。」ってことと、
「自分をわきまえて、やれる範囲のことを全力でやる。」
一番共感できたのが、彼がおばあさんにいわれた「金は蓄えるものでなくて、自分に投資すべき。」といった意味合いの言葉(もとの言葉忘れました。)。

あとそれから、「歩きながら考えよう」ってのは今時の若者たちがパソコンや携帯を使ってコミュニケーションをとっていて実際に足を運んで会わない。また、実際に歩く時間が短くなっていることに危惧を抱いていて、ただ目的もなく歩いている時に色んな発想が生まれるものだと彼自信の経験から話している。おいらが言うのも何ですがこれもかなり共感できます。通勤や移動中、何も考える必要が無いときほど思考は働くもんですよね。

この手の本って、好きなんだけど読んで再確認し共感してやる気をもらうって感じで、今まで自分の発想に無かったってものを得たってほとんど無い。成功するためのやり方ってのは語りつくされていて特別なものではなく、「どれだけやってやれるか?」っちゅうのが勝負なんですわね。才能が占める範囲はあるけど言っても仕方ないしね。

この安藤忠雄って人は勢いのままに好き勝手やってきた人なんやなあ。個人的には今の世界や日本の状態では生まれ得ない人だなと思います。イケイケドンドンの時期の潮流に完全に乗れた人やったんやと思う。楽しい人生歩んではるなあと羨ましく思った。