パリの贅沢な夜

先日の日記で書いていたとおり、僕は中国からドイツに行くとき飛行機が遅れて、一日広州(杭州ではないよ。)に足止めされたのです。

飛行機が広州に遅れて着いて、広州→フランクフルトの便がすでに出発してしまってたのだ。
それで、空港のスタッフに掛け合って、その晩のホテル手配と次の日の飛行機チケットの変更をしたんだけどこれが大変だった。

そのとき同じように広州の空港に置き去りにされていたフランス人がいた。で、彼らはもちろん中国語はできないし英語も超片言。なので空港スタッフ(英語片言)とのやり取りに難儀していた。そこで、英語+中国語片言の日本人が間に入って助けてあげたわけです。それで同じホテルに泊まったり、次の日の空港で朝飯一緒に食べたりしてたのだ。


そしたら仲良くなっちゃって、2人のうち一人のソバージュの彼が、パリに行く予定があると言うと「絶対電話してくれ!」って、名刺と電話番号をくれちゃったのだ。
実際にパリに行って電話すると、おうちに招待してくれた後

一緒にディナーに出かけたのだ。

パンの上のものは、フォアグラちゃんです。で、おねーさんはソバージュの彼女です。なんとベトナム人とフランス人のハーフなんだな。あと、お姉さん実は昔中国にフランス語の先生として来てたことがあって中国語を少し話せたりして、話がすごく盛り上がって楽しかった。

あとそのディナー全部おごり。
ソバージュは助けてもらったことに、相当恩を感じてるらしく行く先々で、「彼は俺のエンジェルだ!」と僕を紹介していた。こっ恥ずかしい・・・
↓左端にエンジェルがいます・・・


ソバージュはそもそも美術品の設営の仕事をしていて、中国にも仕事で来てた。
ほんまに音楽好きで中国にギターを持ってきてたし、広州に1日足止め食ってたときも、空港内で1日ギター弾いてやがったのだ。

で、ディナーのあと彼のギターの師匠が
パリ郊外のリゾートホテルでライブするからと車で拉致られた。

コニャックおいしかった。

ああ贅沢なパリの夜でした。人生何があるかわからないねえ。