テームズ川ランチクルーズ

海外 飲食 旅

以前の日記にも書きましたが、ロンドン滞在中にはタワーブリッジに近いところに止まってました。
タワーブリッジを目にするってことは、橋の下のテームズ川も毎日目にするわけで。
で、タワーブリッジが通過する大きな船をよけるために開閉するだけに、開閉する必要の無い大きさの船は常に下をくぐって沢山テームズ川を進んでいきます。

テームズ川には幾つも船の停泊所があり、定期船も通ってます。中に観光客用のクルーズ船もたくさん出航しています。最初はクルーズなんてあまりにもベタなので避けていたのですが、タワーブリッジを好きになってしまったことにより、「ちっと下くぐってみたくない？」と思うに至り、クルーズ行ってみることにしたのです。

で、選んだのはBautex Londonという会社のもののランチクルーズ。サイトはコチラ。
選んだ理由は、食事できるクルーズでなおかつできるだけ安くということ。食事は、飲食というか飲むというか・・・:P
で、当然ディナークルーズもあるんだけど高いのでランチの方でってことです。
下の写真のELITEのコースです。というのは、窓側の席＆ハーフボトルワイン＆水が安いCLASSICにプラス11.5ポンド。クルーズの飲み物なんてどうせ高いんだろうしせっかくだからいい席で！とうことでELITEにしました。
↓こんな感じ。

出発はEmbarkment PierというHungerford　Bridgeという若干小さめの橋の西岸にある桟橋。で、船の入口にはバーが。

出航！まず少しだけ西に国会議事堂、ビッグベンまで向かって行く。

そのへんから東へ引き返し食事がサーブされ始める。

元出たEmbarkment Pierを通り過ぎ、ビッグベンをくぐり、グリニッジまで進む。

↓くぐりましたよ〜

そこから元来たルートを出発したEmbarkment Pierまで引き返すというルート。

感想ですが、良かったですこのクルーズ！予想以上！それは船が結構揺れず安定していたことと、何より食事がおいしかった！食べる前ははっきりいって期待してませんでした。なんせ世界に名だたる大英帝国のお食事ですから、ハイ。しかし、その予想は大きく覆されることに。
出てきた料理のメニューは以下。

Starter: Smoked Mackerel Pate with Cherry Tomato Confit

Smoked Mackarel Pate（さばの燻製のパテ）がかなりおいしい！。味付け具合が絶妙。酒のつまみに最高。こればっか食べて飲んでてもいいなあと思ったくらいに。個人的にイギリスでの食事がおいしくないと言われる理由は、味付けの仕上げを軽んじていることにあると思ってます。イギリスでこのような味付け具合のよい料理に当たったことはかなり幸せだったと思います。しかも高級レストランならいざ知らず、こんなランチクルーズで。

Main: Chicken, Leek and Wiltshire Ham Pie with Wholegrain Mustard Mash and Braised Red Cabbage


Wiltshire HamっていうのはイギリスのWiltshire州で伝統的手法で作られる豚のもも肉のハムのこと。塩や糖蜜、あとビールのホップなどを使って作られるかなり特殊な手法で作られるハム。で、実際でてきた料理クリーム煮で、ハムの濃厚な味がクリームに負けずボリューム感があり食べてかなり満足感がありました。ハム単体で食べたことないので今度機会があれば単体で買って食べてみたいです。

Dessert: Dark Chocolate and Hazel nut Brownie with Vanilla Ice Cream

Starter,Mainとかなりうまかったのですっかりワインも飲み干してしまいました。２人で来ていたのでワインはフルボトル１本あったのだが、連れはグラス半分くらいしか飲まなかった。ので、あたくしほぼ１本昼間から空けたことになります。さすがにええ気持ちになってます。そこに冷たいバニラアイスとあま〜いチョコレートケーキ。おいらの困ったことには、酒飲みのくせに甘党でありまして、軽く？酔っ払って体が火照ったところに冷たいアイス！最高でございます。それから食後のコーヒーも普通においしかった（←イギリスではこれも希少）ので、ブラックコーヒーの苦味と甘いチョコケーキのコラボレーションを満喫したのでした。

ちなみにここの会社のクルーズ,ディナークルーズとサンデージャズクルーズがあります。それぞれの値段は下の写真のとおり。にしてもディナー高いなあ。でも絶対夜はテームズ川の眺めはとんでもなく綺麗だし、食事もうまけりゃ仕方ないのかもしれない。こんどロンドンに行くことあってお相手してくれる方がいらっしゃったら（←ここ最重要ポイント！）行ってもいいかも。

しかしまあ、Dinner Cruiseにはsuperb live enterteainment and after dinner "dancing" conbine to.....と書いてある。"dancing"って踊るのは自分達だよねえ。かなりセレブリティ溢れるクルーズなんだろな。
まあ、クルーズを必要以上に楽しんでしまったことはわかっていただけたと思います。オチとして、昼間からワイン１本あけたので、そんまま晩飯まで（しかもその晩飯９時から。）ベッドインしたことは言うまでもございません。