スイスエアー チューリッヒ→上海便 アップグレード!

アップグレードされました!今まで中国←→日本路線のANA便やヨーロッパ内の短距離のものではあったのですが、長距離路線では初めてアップグレードされました!

先日の日記に書きましたが、チューリッヒ空港ではラウンジを使えずちょっぴりションボリしながらゲートが開くのを待ってました。そしてゲートが開いてチケットをバーコード読み取り機に読み込ませると、「ビー!」といいやがる。ションボリしてる上にチケットまでおかしくなったか?と、どんどんションボリ度がアップしていきました。スタッフの人がコンピューター端末を使ってチェックしたところ新しいチケットが用意されていて、元々のエコノミーチケットを破って新しく「クラスC」そうですビジネスクラスのチケットをくれたのです。

いやあ、ションボリしてたものだからかなり喜んでたと思います。チケットにはボールペン"upgr"と書いてありました。たしかにエコノミーは超満員でした。ビジネスクラスに座ってる人は中国への路線とはいえさすがに西洋人が多いね。となりの女の子二人組はイタリア人らしかったが、かなり若かったしはしゃぎまくってたので、たぶん彼女達もアップグレード組なのだろう。

と人のことをはしゃいでると言ってはいるものの、自分もかなりのものでした。ワインをつがれる度にボトルの写真を写させてもらったりしてたし。

最初にウェルカムドリンクです。シャンパン。"Brut Mosaique"。50%Chardonnay, 35%Pinot Noir, 15% Pinot Meuier。かなりすっきりした味わい。典型的なシャンパン。

さて食事前にはテーブルに白布を敷いてくれます。

食前酒にビールをいただきました。スイス製のビール。いかにもスイスって感じの缶のデザインです。ピルスナー系のビールで味は日本のビールと似ている。芳醇な香りがあるが、味も濃すぎずゴクゴク飲めるタイプ。缶のデザインでもう一つスイスらしいところを発見。缶の上部に7カ国語の”ビール”のレタリング。どんどん楽しくなってきました。


最初にサラダ。まあサラダは一般的なものです。ただ機内でサーブされることの贅沢感がなんとも言えませんでした。ビジネスでもサーブされる形式の食事は初めてだったので。

スターターが来ました、魚のテリーヌです。これはスイスのルツェルンの湖の魚のものということ。そしてワインをいただきました。白ワイン。スイスのワインでRauschlingという葡萄酒のもの。Rieslingのことではないようです。味は軽く甘みがあって僕好みでした。白の甘いタイプが好きなのです。テリーヌの相性が抜群でした。2種類から選べるのですがこれは狙いでした。ルツェルンhttp://www.myswiss.jp/jp.cfm/area/offer-Destinations-04Zentralschweiz-209605.html



次にメイン。Muota Valleyという渓谷の木で軽く燻された、スモークサーモンのソテーとサフランライスのリゾット。メインは4種類から選べたんだけど、サーモンとサフランライスが好きなので若干迷いながらもこれにしました。Muota Valley→http://www.myswitzerland.com/en/infra.cfm/rkey/1826
対抗としてベジタリアンフードがあって、これはスイスエアービジネスクラスの一つの売りになってるみたいで、ヨーロッパで初めてベジタリアンレストランを始めたHILTLというレストランが手がけたものらしい。しかし、サーモンとサフランは期待通りでかなりおいしく、次に頼んだ白ワインにもぴったりで大満足でした。

最後にデザート、Liplisbuel風ヨーグルト(Liplisbuelってこんなとこ→写真のリンクhttp://www.kalenderbild.ch/4images/details.php?image_id=2191)とフルーツサラダ。普通は一つ選ぶのだが、欲張って二つともいただいてしまいました。(苦笑)
それだけでは終わらず、しめにポートワインをいただきました。甘くておいしかった。ひっさびさに飲んだよポートワイン。プラムのような甘さで結構さわやかな味わいなんだけど、甘さがすごく後を引く。余韻が長いのだ。もうたまりませんです。

ポートワインを飲み終わり、コーヒーをいただいているときに今度はLintzのチョコレート。スイスですね〜。幸せ過ぎます。

幸せな気持ちのまま(酔っぱらったままとも言うが)うとうととひたすら音楽を聴き続けて眠りに落ちました。
で、翌朝?ブレックファストです。ワゴンで運んできてチョイスしたものをお皿に盛ってくれます。贅沢だなあ。飛行機のなかでこういうの。


そして何故かお粥(笑)。

さすが中国路線だけあって朝食に中華のものを用意してあったのです。結構おなかいっぱいだったのですが、スチュワートのおっちゃんが目の前にお粥ののったお盆をちらつかせるんだよな。「どう?欲しくな〜い?」って感じで。それでついつい手が伸びてしまったのですよ。
きちんと完食!食い過ぎです。

という感じで上海に着いたのでした。ビジネスクラスになって椅子がフラットになって寝やすいとかもあったけど、何よりぼくにはおいしい食事と飲み物がたまりませんでした!いつかアップグレードでなく、自分で長距離路線のビジネスに乗ってみたいものです。
にしても、スイス色を前面に押し出した料理ばかり。かなり満喫しました。2005年にスイスに行ったことあるけど、食べるものがおいしいという印象はなかったです。
スイスエアーのビジネスクラスの食事は、少なくとも、一人の食にこだわる男のスイスに対する後ろ向きなイメージを覆してくれました。これって結構すごいことなんじゃないかな。