陳麻婆豆腐 in 成都

成都の超有名店「陳麻婆豆腐」に来ました。

どんなガイドブックにも載ってます。
このお店の「陳お婆さん」が麻婆豆腐をを最初に作ったらしい。
店の中は、如何にも中国のレストランという感じ。有名店だからといって特に内装に金をかけたりしていません。

ただ店員の態度も如何にも中国人といった感じ。日本人と比較すると、かなり無愛想です。個人的にこの有名なのに全く媚びてないところが気に入りました!ということで「陳麻婆豆腐」のいいところは、食べるものだけでなく店構え、店員とかなり総合的に中国を味わえることです
だから、「陳麻婆豆腐」はかなり広い範囲の顧客の需要を満たすことの出来る稀有なお店ということができると思います。
・単に有名店だからという理由でネタ的に行きたい人
・本格的な四川料理を味わいたい人
・典型的な中国のレストランの雰囲気を味わいたい人
などなど・・・。
そして、今回食べたものはですね、伝票をご覧ください。

ってか、字きたねえ。でもこれ推測できるのでましな方です。一般的に中国人の手書きの伝票は字を書いているとは思えないほどの「字」を書きます。欧米人の崩れたアルファベットなんか目じゃねえです。
で、最初に注文したものはもちろん「麻婆豆腐」。

写真のものはサイズ小のものです。二人ならこの量で充分だと思います。
本場四川の本物の麻婆豆腐だけに、弱冠びびってましたがちょうどいい麻辣(マーラー)具合でした。パクパクいけました。しかし、この麻婆豆腐でも辛くて辛くて食べるのがつらい日本人の方もいらっしゃいます。しかも僕が知る、その方は中国数年在住のベテラン。僕はこの1年強の中国生活ですっかり辛さに慣れてしまったのかもしれません。

「泡椒醉兔」

赤い辣椒のたっぷり浮き、なおかつ兔の肉を使った四川料理らしい一品。ちなみに兔の肉は初めてです。緑の豆は枝豆です。成都では枝豆もよく料理に使われているように感じました。真ん中の逆さになったグラスには恐らくですが、ビールが入ってます。(恐らくといっているのは、店員が知らない上に聞きに行ってもくれなかったため。コノヘンの無愛想さが中国地道(ローカル)です。)だから醉兔。グラスをはずして料理と混ぜるのです。混ぜる前後で味はあまり変わらない気がしました。見た目重視のグラスなのかも。肝心の兎肉の味ですが、味は淡白で身に弾力がありなかなか美味でございました。また食べたいです兔の肉。

「水煮魚」

これがうまかった!以前の日記で書いた「麻辣魚」と同系統の料理です。この「水煮魚」は一度魚を揚げているんだと思うんだけどその揚げ具合が抜群だし、衣をつけて揚げていて辛さがその衣に染みこんで絶妙な味わいを作り上げてる。正直言って、麻婆豆腐よりうまかった。この店に来たら是非試してみてください。辛いことは辛いですが、見た目の赤々しい感じ程辛くないです。御飯やビールにめちゃめちゃ合いますよ。

「魚香茄子」

これも四川の代表的な料理。実は、日本にいるときから大好きなメニューで、杭州ではしょっちゅう食べてます。なので、成都では絶対食わないといけないと思っていた料理の一つと決めていました。でてきたものは、見た目はかなり一般的な「魚香茄子」と異なります。
ちなみに一般的(だと僕が思っている)な「魚香茄子」はこちらの日記をごらんください。
皮がむかれていて、あと使われている味噌の色がかなり違う。で、味の方がかなり濃厚な味付けで、うまかった。そして辛さはかなりマイルドでした。僕が杭州で日常的に食べているものの方が辛かったくらい。これ絶対日本人が好きな味。めっちゃご飯に合います。一緒に白いご飯を注文すれば良かった。

他にスープや炒飯を頼みましたが普通においしかったです。チャーハンは写真を取り忘れました・・・

戦いのあと・・・2人だけだったんですが・・・チャーハンが最後に来たのですがもう腹一杯で写真のことなんか頭に無かったです。

あまりに有名なので、行く前はどんなもんか疑ってかかってましたが、中々良いお店でした。お勧めです!