工事中

↓こんなのを目撃しました。

何をしているか分かるでしょうか?工事で使ったポールを下におろすのに、バケツリレー方式で、上方から手渡しでポールを下に下ろしているのです。この国の人達は「未然防止」という考え方より、経済性や利便性をまだまだ優先しがちでございます。


しかし以前に比べ状況は確実に変化しています。良い方向に。
ちなみに2003年に広州を訪れたときの「中山紀年堂」の写真です。

訪れたとき惜しくも工事中でした。ちなみに「中山」というのは、「孫文」の別名「孫中山」の名前で、「中山紀年堂」は「孫文」を記念して建てられているお堂(ホール)であり由緒正しき、中国政府が管理している建物である。(実は中山というのは、日本の旧華族の苗字で、孫文が日本滞在時代、表札で目にして気に入ったことからその字を自分の名前をしたらしい。ほんまかどうか怪しいが。この由来を中国の人はほとんど知らない。)
↓で、もちっと近づいて撮った写真。

何が言いたいかわかりますか?組まれているものが、金属製のポールでなく竹材なのです。見たとき驚きました。僕は2002年に初めて中国に来てから(そのときは北京)、年に数回旅行で来てますが、2003年前後の時期には結構竹材の骨組みの工事現場が結構ありました。
しかし、僕が中国に住み始めてから、ここ2年ほど竹材の骨組みは見たことないです。

個人的な憶測ですが、時期から考えるに、工事が盛んになった北京オリンピック実施を境に法整備などなされたのではないか?と。

ゆっくりでありますが、中国という国の安全面に関する考え方が良くなっていることが確認できます。こういう流れが止まらないことを願ってやまないです。上海万博も控え、国際的な交流が盛んで、世界に向けてその存在をアピールしている今、どんどん良い方向に行くことは確実だと思っています。