HTC 7 Proのメモリを32GBにしてみました。

前の日記にもちらと触れましたが、Windows Phoneの多く(全部?)が持っている大きな弱点として外部メモリ増設に対応してないってことがあります。
最新のものは若干増えてるものの、HTC 7 Proを含め多くの機種は内蔵メモリは8GBしか積んでません。今時8GBではあっというまに、映像、音楽データでパンパンになってしまいやす。
で、その内蔵メモリなんですが、内蔵といいながら多くの機種がmicroSDカードを中に積んでるだけなんですね。というのでそのmicroSDカードを交換して容量アップさせてる人をネット上でちらほら見かけます。

内蔵メモリとして謳われているだけあってmicroSDカードは、本体そのままでは外観上見えてません。
↓このとおり、HTC 7 Proでは電池を外してもSIMスロットしか見えてきません。

ということで、どうせB-stockで保証も無いし「バラシ」にかかりやした。
5本のねじでカバーが留められていて、4本の小さいプラスねじ、うち1本には「VOID」と書かれた「はがしたら、もう知らん。保証効きませんえ。」という意味のシールが貼られています。あと1本は、三つ叉というんでしょうか、変則的な大きめのねじです。
まず、変則的な一番大きなねじを外しました。三つ叉の一つの大きさにあう精密マイナスドライバーをはめて緩めていきました。

変則的なねじだけあってトルクをかけるのが難しかったのか、結構軽い力で緩みました。
あと例の「VOID」シールを剥がして、ひるむこと無く4つのプラスねじを精密ドライバーで外していきました。その5つのボルトがはずれたら、キーボードを出して爪をカバーとの合わせ目に引っかけて外しました。
↓こんな風に爪を引っかけてはずしました。

かなりしっかり組み込まれていてはずすときに結構強い力が必要で、カバーが割れないか冷や冷やしながら何とかカバーを外しにかかりました。
なんとか無事にカバーを外すことができました。

その後、SIMスロットとフラッシュの基板を引っ張ってみるとどうやら両面テープで張り付いてるらしい。これを精密マイナスドライバーを使って、まずフラッシュの基板を外し、次にSIMスロットの基板を外してみました。
すると↓基板の裏側はこんな風になってやした。

見〜つけた!8MBのmicroSDが隠れてました。見つけたけど往生際悪く薄いセロファンがmicroSDとスロットをまたぐように貼られていてこれを剥がさないとカードは抜けないようになってる。

そのフィルムを慎重に慎重にはがしていく・・・
剥がれた〜!!

抜けた〜!!

して、32MBに入れ換えて電源を入れると起動しません・・・どうやらmicroSDがWindows Phone用にフォーマットされていないことが原因というような画面が出ます。(というか、出ていたと思います。はっきり覚えてない・・・)。
とりあえずファクトリーリセットをかけてみることにしました。
起動しないときのファクトリーリセットのやり方は、一旦電源を落とし、ボリュームの「+」と「−」を両方押しながら電源を入れます。電源を入れるとメッセージ(英語)が出てきて、それに従ってfactory resetを選択してやるとファクトリーリセットがかかります。
入れ換えたmicroSDカードがフォーマットされWindows Phone用に初期化されるようで、無事使えるようになりました。
↓そして、Settingよりaboutを選択して端末情報を確認してみたら・・・

Total Storage: 29.51GB Available storage: 29.20 GB!!!32GBのメモリーがちゃんと認識されてます!!これでHTC 7 Proがかなり実用的に使えるようになりました!!

ちなみに色々調べてみると、microSDによって相性があるみたいでWindows Phoneの機種によってまちまちらしくHTC 7 Proは、Sandiskの16GB Class4か32MB Class2が合うようです。ちなみに僕は後者のSandisk製の32GB Class2を入れてました。あわないカードを挿すと、対応できないばかりか最悪は文鎮化(動作しなくなる。)そうです。
僕が使ったのはAmazonで買った↓このカードです。にしても、Windows Phoneのメモリ換装ってかなりリスキーですね。分解する上に、組み換えるメモリを選ぶという。くれぐれも換装は自己責任でお願いします。当然メーカ保証なんて受けられなくなりますし、最低動かなくなりますからね。