杭州のバス


安全面、経済面から杭州ではバスは欠かせない存在。
運賃は1〜3元。路線ごとに運賃が決まってる。
前のドアから乗って先払い。
バスに乗ると、中国人の公共の場での文化の違いが如実になる。
好きな面では老人への敬い。老人がくるとすぐに誰かが席を譲る。老人を見つけた時の反応が僕が今まで見て来た国の中で抜きんでて1位。ヨーロッパも譲るけど反応の早さが違う。
実際バスに乗ってるお爺ちゃんお婆ちゃん多いんだよなあ。
嫌いな面。何にしてもうるさい!基本的に喋り声がでかい中国人たち。携帯で話すとさらにボリュームアップ。隣にいようもんならブチ切れ寸前になる。(ちなみに携帯が電車やバスで禁止って国は日本しか知らない。他の国もあるのかな?)
あと、そもそもバスがうるさい。これは単に工業製品としてのパフォーマンスなんだろうが。最後部の席なんてたまったもんじゃない。エンジンからの振動もすごくて何かねじの緩んでいる部品でもあろうもんなら
「カタ!カタ!カタ!カタ!カタ!カタ!!!!!!!」
と凄まじい音で鳴り続ける。
そういえば、バスの座席や手すりがねじが外れてこわれてるのをよく見るがエンジンからの振動の大きさが原因の一つに違いない。
なのでノイズキャンセリングのヘッドホンがバカ利き。飛行機用に買ったのがこんな所で役に立つとは!杭州バスの騒音は飛行機なみなのか。。。
また加減速時のショックがバカデカイ。後部座席に座ってた女性が前部の廊下にふっとんだのを目撃したことがある。一回だけだけどマジです。運転の粗さもさることながらバスの性能の悪さもきっとある。なんせ日本の原チャリと同じくらいの速度(30〜35キロマニアックに実測済み)しか出てねえんだから。
これらを直すの簡単。杭州のバスのスペックを上げればいい。市民の乗用車の大半は外国メーカーのものなのに、公共機関のバスは国産しか見たことない。だから外車一度導入してやりゃあいいんだ。全部じゃなくていい一部だけで。そうするとみんなあまりの違いに、外車のバス選んで乗るようになるよ。そうすりゃ国産バス会社も頑張って技術レベルも上がるし。
後半は中国産バスの悪さ書いちゃったけど、こういう工業製品の違いもあるいみ文化の違いだと思うわけですよ、機械やさんとしては。
序盤あんまり悪くかいてはいかん、大好きな杭州のイメージを下げてはいかんと思って書いてたのに、思わず愛があふれてしまってるなあ。