八達嶺長城にたどり着くまで

それで、一日目に長城(八達嶺長城。一番メジャーなとこ)に向かうことにしました。
成田発は10:30。北京首都空港着は13:40。北京北站発は15:25。

実際空港から出られるのは14:00くらいになるだろうし、北京北站で切符を買う時間とか考えたら15:00くらいには着かないといかんし、実質1時間くらいしか時間がない。かなりギリギリ。失敗の可能性かなり高い。。。
で、ばっちり朝は2時間前についてラウンジにて朝飯。

おにぎり取り過ぎました。腹一杯になりました。

ラウンジにて飯を食ったあと、ソファーにて休憩してラウンジの無線LANに接続するとQQに何やらメッセージが来てる。北京在住の友人からだ。「前に北京に来るって言ってたけどいつ来るの?」とのこと。「今日。」とこたえるとお怒りのお答えが。にしても、友人は重慶に出張していてまだ重慶から帰りの列車の中。なんせ帰ってくるのは、こちらが北京に着く日か次の日とか聞いていた。今日は長城に行くし、次の日は別の友人たちを約束が入っていて今回は難しいなと思っていたし、それを伝えていた。列車の中から携帯でQQでメッセージをくれたのだが、今回は時間が無いというと「今日は何をするの?」と聞かれ「長城に行く。」と答えると「一緒に行く!」と言うではないか。

2回長城に行ったことがあると言っていたが、2回目の長城に行く時、以前から約束していたのに直前に「面白くなさそう。」という理由で断ったやつが、この友人である。なのでそんな選択肢はありえないと思って特に長城に行く話はしていなかったのである。

ちなみに、このやりとりをしている時もまだ出張帰りの長距離列車の中であと1,2時間のうちに着くという。10数時間の列車の長旅をもうすぐ終えるというのに、本当にその日の夕方に長城に行く気があるのか?以前ドタキャンしたのに、今回のこの状況。まあ、来なかったら来なかったでそのまま後輩と二人で行けばいいだけなので、「じゃ、一緒に行こう。」と回答。出張帰り直後で申し訳ないが、スケジュールがタイトというのもあり、せっかくなので先に北京北站に行ってもらってチケットを買ってもらうことにした。頼むと、はい、いいえを答える事なく空港に着いたらもう一度連絡をくれと言う。中国の友人とのやり取りでよくある状況。うむむ・・・期待できんか・・・

と色々やり取りをして、ラウンジをあとにする。しかしインターネットというか携帯電話事情というか最近ほんっとに便利になった。中国の長距離列車に載ってる友人とリアルタイムにメッセージのやり取りが出来た!

で、44番ゲートから出発。4が2つとは、また不吉な・・・

個人的に好きなんですよね。こういう光景、はたらくクルマ達。

とりあえず、定刻通り出発し第一関門突破。
機内食。僕はANA機内食は好きです。色々言う人はいるけどANA機内食はおいしいと思います。

ANA機内食は瓶によってデザートのあるものと無いものがあります。デザートと言っても今回のものでいえばプリンですが、ANAのコーヒーは結構おいしいので甘いものを食べながら飲むのがかなり楽しみです。

定刻より若干前に北京首都空港に到着。

で、2泊3日なので二人とも預け荷物はなくイミグレーションを通過したあと、即税関も通過し出口に出ました。ツアーで送迎着いてて、出口でスタッフが待っているはずなのだが自分たちの名前を持った人は来ていない。20分待ったくらいでやっと来た。飛行機が早く来た分はそこで消費してしまった。もったいない。

どうやらツアー客は自分たち2人だけのようだ。なので即クルマに乗って出発ということになった。チャーターしたようなもんだね。かなり贅沢。
で、まずはホテルに向かったのだが市中心に来てから大渋滞。想定はしていたんだけど、かなりひどいものでちょっと焦る。
で迎えに来てくれたスタッフの方の日本語がかなり流暢でビックリした。それもあって結構話が盛り上がった。それで今日はホテルに寄ったら即、北京北站経由で長城に向かう話もしていました。そうしているうちに、あまりに渋滞がひどいので間に合わないんじゃねえかという話になり、ホテルはスタッフの方が話をつけておいてくれるので、自分たちは途中で通りかかる地下鉄の駅で下ろしてもらえることになりました。話のわかる人で本当に助かりました。
それから地下鉄を乗り継いで北京北站まで向かうのですが、道中14:30くらいに友人からSMSがあり、既にチケットを購入して待ってるから、絶対に遅れるなとのメールが。前はドタキャンしたくせに偉そうに・・・と若干思ったが、時間が無いしここは感謝せねばなるまい。そして、一度乗り換えが必要なのだが違う線に移るための距離がかなり長く、結構な距離をダッシュ。
地下鉄で「西直門」という駅のすぐ脇に「北京北站」はあります。しかし、「西直門」に着いてわかったのですが、実際すぐ脇にあるんだけど駅の一番端まで移動してから、また逆方向に引き返してこないといけないです。これをまたダッシュ。もう汗ダクダクだし、息も絶え絶え。
友人とも北京北站の入り口で無事に会うことができた。このとき15:15。チケット買っておいてもらってよかった。切符売り場探して、並んでいたりしたら間に合わなかったかも。友人よ、色々道中で心の中で悪態つきまくってごめんなさい・・・。出張から帰ってきたばかりだというのに、ちゃんと協力して対応してくれてありがとう。

それで、動車(新幹線)ちゃんと走ってました。ホームも車両も一新されて、かなり近代的になりました。2002年の北京北站とは大違いです。屋根も出来てます。改めて並べてみませう。ホームも車両も大きく変化。

外装だけでなく、内装もこのとおりの変わりよう。

そして到着した八達嶺站。かなり小さく油断すると気づくことなく通過してしまいそう。同じく列車で行かれる人は気をつけてください。

駅にあった時刻表。一日に16便あります。結構本数ありますね。

そうしてバッタバタでやっと長城に着いた。満足そうな表情してますね、おいら。