厦門で食べた海鮮料理 鹭肴海鲜吧

厦門といえば小吃が有名ですが、海岸の街なのでもちろん海鮮もうまいのです。
友人に連れてきてもらった店が「海鲜吧」(日本語で無理やり訳すと海鮮のバー)っていう店。


写真を撮るの忘れましたが、外にはハイネケンの看板がいっぱいあって、たしかにバーなのかな?という感じがちょっとしないでもない外装?(実は、店が結構広くてデカイので、その時点でバーっぽくは無いですが。)が・・・)
内装は結構派手。天井に布を張っているのは新疆なテイストらしい。まあ店の料理の内容と全然関係ないけどね。

それで、注文ですが典型的な中国の海鮮料理店のスタイル。水槽を並べまくってあって、その中にある魚や貝などをどのような料理にしたいかを店員に伝えて料理してもらいます。
下の写真のように水槽を沢山ならべてあります。それぞれの水槽に値段の書いた赤い札が付いてます。

例えばこんなふうに水槽にカニやエビが泳いでるわけです。量り売りで1斤(500グラム)あたりの値段と、代表的な調理法が書いてある。

最初にビール。

ワインクーラーに入って出てきた。前に書いた海鮮料理屋ってここなんです。
で、これが今回注文の伝票。

読みづらいぜ。そんなに汚い字とは思わないけど崩れすぎ・・・

まず姜蒜炸小竹蛏。←多分伝票にこう書いてるはず・・・。

マテ貝の生姜にんにく炒めっす。竹蛏を中国語の辞書で調べて初めてマテ貝ってわかった。マテ貝って知ってたけど、初めて食べたけどうまいねえ!貝の肉を噛むと滲みでてくる出汁がうまい!

追加で海蛎煎を注文。

牡蠣の卵とじ炒め?オアチェンのこと。台湾の夜市に行ったら必ずある。厦門も屋台がいっぱいあった。これは説明いらんでしょう。口の中が牡蠣の味に占領されます。牡蠣好きにはたまらない。

◯贝汤。貝のスープ。何の貝かわからない。つか伝票読めねえ。

おいらも水槽から見た目で注文してるしねえ。これ普通に美味しい。スープは貝の出汁に少し塩で味付けしてるだけみたい。他の料理と衝突しなくてよろしい。

そして、メインは水煮田鸡。すっげー美味かった!!

赤々としてて、日本人で初めて食べる人はだいたい引きますね。
水煮っていうのは、日本でいう「みずに」とは全然違って写真のように大量の唐辛子と山椒のを大量の油に投入し、その麻辣(マーラー)な油に具材を漬け込む料理法です。中国に住んでた時に初めて食べて、虜になってしまいました。以前書いたことのある麻辣鱼のことですね。確認してみたら、ちょっと調べただけで5回書いてる。多分検索漏れあるような気がするけど。
乌江鱼(辛い白身魚の料理)乌江鱼再来麻辣鱼沸騰麻辣魚 in 重慶今日の晩飯。麻辣魚片
というほど水煮好きなおいらです。で、今回は海鮮。そもそも水煮って川魚の臭みを消す意味合いもあり海鮮にはあまり使われないものだと個人的には思ってます。で、こんかいの「田鸡」とは何なのか。日本の字では「田鶏」と書きます。これって食用ガエルなんですよ、はい。カエルって中国ではほんと普通に食べるんですよ。たまたまこの店の水槽に沢山並んでいた「田鸡」達と目が合い、中国人の友人も好きだというので、店の人に調理法を相談したら「水煮」を薦めてくれたんですね。で、「水煮田鸡」に至ったというわけです。カエルって「田鶏」と書くだけあって、鶏の味わいに似てるんです。個人的には鶏よりもあっさりしてて上品な味かな、なんて思ったりしますが。

ちなみに値段は、上の写真のメニューとほうれん草の炒めものを頼んで飲み物を含めて208元でした。

鹭肴海鲜吧
住所:思明区湖滨北路97号(滨北加油站正对面)
電話:0592-5669797 5129797


大きな地図で見る